ドラムスティックの持ち方は人によって様々です。
ですが、プロドラマーの方は叩くリズム、音楽表現によって持ち方を意識的に変えています。
叩くフレーズによって持ち方を使い分ける事により、ドラマーとしてのスキルの幅が段違いに変わってきます。
今回はスティクの持ち方を大きく2種類に分けて、それぞれのメリット、デメリットをご紹介していきます。
1.ジャーマングリップ
まず始めにご紹介するのはジャーマングリップです。
構え方としては手の甲が真上に来るように構えます。親指の位置は真横になります。
この構え方によるメリット、デメリットは以下のようになります。↓↓↓
・手首の重さを最大限に使うことが出来るので、楽器をしっかり鳴らすことが出来る。
・リズムのコントロールがし易い。
ジャーマングリップはドラムの音をしっかり鳴らしたい時、音量が欲しい時に使います。
また、手首でリズムをコントロールする為安定したリズムを叩くことが出来ます。
手首が使い易い分、指は使いにくい構え方になるので、高速シングルなどのフレーズは叩きにくくなってしまいます。
スネアやタムを単発でしっかり叩く時や安定感を持たせたい時は、ジャーマングリップを活用しましょう!
2.フレンチグリップ
次にご紹介するのはフレンチグリップです。
構え方は手の甲が真横(外側)に来るように構えます。親指の位置は真上になります。
フレンチグリップのメリット、デメリットは以下のようになります。↓↓↓
・指が主体になる叩き方なので音量が出にくい。
・繊細なコントロールが必要なのでリズムが安定しにくい。
フレンチグリップの最大のメリットは高速なフレーズが叩き易いことですね。
指のトレーニングを重ねれば重ねるほど、どんな速さでも楽に叩けるようになります。
デメリットは音量が出にくく、ジャーマングリップよりも繊細なコントロールが必要になるので安定感は低下することです。
フィルインなどで高速でスネアを叩いたり、タムを回す時などにフレンチグリップで叩くと良いでしょう!
3.まとめ
今回はジャーマングリップとフレンチグリップのメリット、デメリットについてご紹介させて頂きました。
要点は
○ジャーマングリップのメリットは安定感と音量。
○フレンチグリップのメリットは楽に高速フレーズが叩き易いこと。
○基本は安定感のあるジャーマン、フィルインでの高速フレーズはフレンチで使い分ける。
となります。
2種類のグリップを状況によって意識的に使い分ける事で、難しい曲でも難なく叩けるようになります。
一人のドラマーとして、どんなフレーズにも対応できるスキルを身につけていきましょう!
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